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PSI terminology

知覚入力型インソール®の
用語と定義

「知覚入力型インソール®(Perceptual Stimulus Insole:PSI)」は、足底から得られる知覚情報を動作指導に利用する独自のコンセプトです。英語の一般用語である “somatosensory stimulation foot orthoses(体性感覚刺激型足底装具)” の訳語ではありません。また、ドイツ語の “sensomotorische Einlagen” は「感覚運動型インソール」に相当し、国内で「知覚連動型インソール」と呼ばれる製品とも、名称・理論ともに異なります。

感覚と知覚の違い

感覚(sensation)とは、皮膚や筋、腱、関節などの感覚受容器が物理的な刺激を検出し、その情報が神経系へ伝えられる過程と、それに比較的直接対応する経験を指します。

知覚(perception)とは、得られた感覚情報を選択・識別・統合し、その位置、強さ、タイミングや意味を理解する過程です。感覚と知覚の境界は完全に分離できるものではありませんが、入力された刺激に対して、どの程度の意味的な情報処理が加わっているかによって区別できます。

刺激足底の突起が
皮膚を押す
感覚圧力や接触を
感じる
知覚位置・強さ・
タイミングを識別する
動作・学習手がかりとして使い
動作を変える

PSIが「知覚」を用いる理由

知覚入力型インソール®は、足底へ刺激を加えること自体を目的としたインソールではありません。使用者が刺激の位置、強さ、タイミングを知覚し、その情報を接地位置や荷重方向などの動作の手がかりとして利用することで、主体的な動作の修正と学習を促します。

この「感覚情報への気づきと意味づけ」を介して動作を変える点が、PSIに「知覚」という名称を用いている理由です。刺激による反射反応や、無意識的な筋緊張の変化だけを想定した感覚刺激型のインソールとは目的と使用方法が異なります。

関連用語との違い

somatosensory stimulation foot orthoses(SSFO)

日本語では「体性感覚刺激型足底装具」に相当する一般的な研究用語です。足底のメカノレセプターなどへの刺激によって体性感覚情報を増やす装具を広く含み、知覚入力型インソール®の訳語ではありません。

sensomotorische Einlagen/sensorimotor insoles

日本語では「感覚運動型インソール」または「感覚運動性足底装具」に相当します。感覚刺激と筋活動・運動反応との関係を利用する、ドイツ由来の装具です。

知覚連動型インソール/知覚連動インサート

ドイツ語の “sensomotorische Einlagen” が日本へ導入された際の訳称として国内で用いられています。しかし、原語の “senso” は「感覚」、 “motorisch” は「運動」を意味するため、「知覚連動」は原語の正確な翻訳ではありません。知覚入力型インソール®とは名称・理論ともに異なります。

関連資料

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